SaaSサービスを比較するポイントを解説|SaaSサービスを選ぶ際の注意点も解説します

SaaSサービスを比較するポイントを解説|SaaSサービスを選ぶ際の注意点も解説します

SaaSは大企業だけでなく中小企業のビジネスにおいても広く利用されています。

その目的は業務の効率化とコスト削減ですが、SaaSのメリットを受けるためには自社に合ったサービスを選び正しく運用することが欠かせません。

大幅な業務の効率化が期待できるといわれても、どのような基準で選べば良いのか分からないのが現状ではないでしょうか。

どれだけ有名なSaaSサービスであったとしても、自社に合わないものを導入しても期待できる効果が出るとは限りません。

そこで今回はSaaSサービスを比較するポイントと選ぶ際の注意点について解説していきます。

SaaSサービスは多種多様

SaaSサービスは多種多様

SaaSとは「Software as a Service」の略で、サービスとしてのソフトウェアを意味します。

従来はソフトウェアを一括で購入して各パソコンにインストールする手間がかかりました。

しかし、クラウドサービスであるSaaSを利用すればインターネットを経由してアプリケーションが利用できます。

インターネット環境さえあればどこからでもデバイスが違ってもアクセスでき、しかも同時に複数人が利用できるのが特徴です。

導入する際の環境構築が不要なため初期費用が抑えられ、使った分だけ料金を支払うだけでメンテナンス費用もかかりません。

SaaSサービスの最大のポイントは簡単なビジネスチャットから会計ソフトまで、提供されるサービスは多岐にわたります。

そのためどのサービスを選ぶかがSaaSサービスを成功させるポイントです。

SaaSサービスの主な活用シーン

SaaSサービスの主な活用シーン

SaaSのサービスはBtoC・BtoBを問わずあらゆる領域で拡大を続けています。 ここでは代表的なサービスをあげて解説しましょう。

グループウェア

グループウェアとは社内で情報共有する際に使うツールが組み込まれたソフトウェアで「kintone」・「Asana」・「J-MTTO」などがあります。

既に社内SNSを利用している方もいらっしゃると思いますが、グループウェアはそうしたコミュニケーションツールだけでなく会議予約・ファイル共有までできるツールです。

ファイルを見ながら同時に複数人とチャットができるためビジネスの効率が向上します。

また、月額料金もリーズナブルであり、基本料金で多くの機能が利用できて画面も見やすく操作も簡単です。

ビジネスチャット

ビジネスチャットには「Slack」・「Chatwork」・「Microsoft Teams」などがあります。

テレワークが進み今後さらにビジネスコミュニケーションが求められるなか、チャットを利用する企業が増えます。

ビジネスチャットでは現場で使いやすい・セキュリティに長けている・低コストのツールほど需要が高いです。

ビジネスチャットツールはAPIと連携することでWebメール・ファイル共有・勤怠管理・ビデオ会議などの管理もできるようになります。

例えば「Slack」は世界150ヶ国以上、アクティブユーザー数1,200万人以上と世界No.1のツールです。 連携可能なアプリケーションは900種類を上回り、年々増加しています。

会計ソフト

会計ソフトにはマネーフォワードクラウド・freee会計・やよいの青色申告オンラインなどがあります。

会計ソフトは帳票入力・集計・仕訳・決算の処理が一括で管理できるクラウド型のシステムで経理・会計業務の効率化・負担軽減ができます。

クラウド型のためアップデートが不要で常に最新のシステムが利用可能です。 また、外部システムとの連携ができるためクラウド会計システムは大きなメリットがあるといえます。

さらにインターネット環境さえあればどのデバイスからでも利用が可能で、在宅勤務や外出先からでもデータ管理ができます。

CRM

CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、「Salesforce Sales Cloud」・「eセールスマネージャーRemix Cloud」などがあります。

顧客との情報や関係性を管理するためのツールで、CRMを活用すればカスタマーサクセスが効率的に行えます。

以前と比べて新製品を開発しても差別化が困難な時代において、既存顧客を満足させることが重要です。

顧客情報を分析することで顧客が求めるニーズが分かり、リピートのための個別提案が可能になります。

プロジェクト管理

プロジェクト管理はプロジェクトの目標・スケジュール・プロジェクトチームのタスク管理を可能にするシステムです。

主なツールに「Trello」・「Wrike」・「Redmine」などがあります。

このツールを利用すれば複数のプロジェクトの進行状況が把握でき、目標を設定してメンバーに割り当てられた業務・作業内容などの進捗が管理できます。

プロジェクト管理はツールによって機能や得意分野が異なるため、導入目的・解決したい課題を明確にして自社に最適なツールを選びましょう。  

SaaSサービスを比較するポイント

SaaSサービスを比較するポイント

自社において、SaaSサービスを導入する目的・解決したい課題を明確にできたら導入すべきサービスを比較して自社に合うツールを選びましょう。

ここではSaaSサービスを比較するポイントについて解説します。

機能

SaaSサービスで大切なのがその機能と自社の業務がマッチングしているかです。 ベンダーがすすめるツールをそのまま導入しても、現行の業務に活用できないことがあります。

こうしたミスマッチングを避けるためにもツールの性能や仕様をしっかり理解しましょう。 気になるツールがあれば契約する前に実際に運用してみて自社に最適なサービスを選択してください。

セキュリティ

クラウドサービスを導入するにあたって重要なポイントはセキュリティです。

SaaSサービスでは取引に関するメール・顧客管理・経費精算ツールなどを利用する場合、個人情報・機密情報を取り扱います。

こうした情報は企業にとっては重要な財産であるだけでなく、一度流出すれば信頼を失い、多大な損害を被りかねません。

下記のポイントに注意してセキュリティを比較しましょう。

ユーザーデータのセキュリティ アカウント・権限情報 通信体制 SaaSサービスは顧客データや社内のファイルなどベンダー側に預けることになるため、これらのポイントに注意する必要があります。

料金

SaaSの料金を比較する際は、単純に月額料金を見比べないことが重要です。

特に注目するのは契約期間・形態であり、SaaSサービスには利用した人数・機能・通信量に応じて料金が変わるものもあります。

定額制か従量制かによっても料金の差は大きくなりがちです。まずは自社の業務を洗い出し導入するサービスでどれだけのコストが軽減されるかシミュレーションしてください。

口コミ

SaaSサービスを導入するにあたり、口コミを参考にするのもおすすめです。

クラウドレビューには「使いやすさ」・「管理のしやすさ」・「サポート品質」・「価格」などあらゆる観点から口コミが寄せられています。

さまざまな観点から自社に最適なサービスを絞り込むことができます。

特に初めて導入を検討されている企業にとっては、導入後のサポート体制も確認しておきたいポイントです。

また、こうした口コミは月ごとに更新されるものがあり最新の情報が収集できるのもメリットです。

知名度・実績

SaaSサービスを比較する際に知名度・実績にも注目しましょう。

どのような企業が利用しているのかが分かれば安心感があり、採用する企業の実績が多ければそれだけサービスの質が高く、顧客との信頼関係が深いということになります。

知名度・実績があるサービスはインサイドセールス・マーケティング・カスタマーサクセスなどにおいても導入後に十分な効果を発揮しています。

比較サイト

比較サイトを利用すれば、SaaSサービス導入を検討する際にサービスが自社の解決すべき課題にとっていかに有益か知ることができます。

例えば国内最大級の「ITreview」はBtoB向けの専用レビュープラットフォームで、比較するカテゴリーは300以上もあり口コミ評価をもとにサービスが自社に合うかどうか判断が可能です。

また、ITreviewを効果的に活用するためのサポートアイテムが充実していて、料金はFreeプランから有料プランまでありさまざまな機能・サービスがあります。

ほかにはIT製品のサービス導入・購買を支援する会員制「TechTargetジャパン」、法人向けクラウドサービス紹介サイト「アスピック」、SaaSやITサービスの比較検討支援サービスの「PROCURE」などもあります。

SaaSサービス選びではベンダーの将来性にも注目

SaaSサービス選びではベンダーの将来性にも注目

SaaS市場は競争が激化してきていて、ベンダーも大手企業だけでなく新興企業の成長も著しくなっています。

SaaSサービスを選ぶ上で大切なのは、ベンダーがどのような長期的展望を持っているかも判断ポイントのひとつです。

将来に向けての技術的展望や利用拡大によってどこまでサポートできるのかによって、ベンダーの信頼度が図れます。

将来の状況によってはSaaSサービスの提供を停止することもあるかもしれません。

ユーザー企業は一度SaaSサービスを業務で活用すると途中から変更することは容易ではないため、ベンダーの将来性を十分検証する必要があります。

SaaSサービスを選ぶ際の注意点

SaaSサービスを選ぶ際の注意点

SaaSサービスを導入する際の注意点について解説していきます。

導入の目的を明確にしておく

SaaSサービスの導入に失敗した企業の多くは、導入の目的が曖昧なままベンダーにいわれるまま導入したケースが少なくありません。

業務を効率化したいからという理由だけで導入を決めるのではなく、SaaSを導入して何をしたいのか目的を明確にすることが重要です。

はっきりとした目的を持って検証した上で導入したSaaSサービスならコストが軽減され業績にプラスに働き、従業員もやる気を持って活用していきます。

評判が良くても自社に合うとは限らない

SaaSサービスは汎用的なツールのため個別にカスタマイズが難しいのがデメリットといえます。

そのため、いくら評判が良くてもそれがそのまま自社の業務とマッチングするとは限りません。

導入後に使わなくなるケースも多くみられるのは、その仕様と自社のシステム・業務プロセスとアンマッチだったからです。

こうしたことを避けるためにも契約前にベンダーとよくコミュニケーションをとり、トライアル期間を設けて業務担当者に利用してもらうことが欠かせません。

複数サービスを試してみる

SaaSサービスの導入を検討する際にはいくつかのサービスを実際に試してみることをおすすめします。

ひとつのベンダーだけで検討すると本当に自社の最適なサービスかどうか比較ができません。

SaaSサービスを比較するサイトはいくつかありますが、やはり実際に使ってみなければその効果はわからないものです。

多くの場合、無料トライアル期間がありますから目的や要件に沿っているか検証してみてください。

SaaSサービス契約時に確認すべきSLA

SaaSサービス契約時に確認すべきSLAクラウドサービスの契約は「基本契約」と「SAL(Service Level Agreement)」で構成されています。

特に注意したいのはSLAであり、サービスの内容・サービスの範囲・提供期間など品質に関する事項が明記されていて、これはSaaS運用の根幹に関わるものです。

企業向けのサービスととりわけ重要なものがサーバーの稼働率であり、SALには稼働率の範囲のみサーバーを補償するといったものが一般的です。

ベンダーによってサーバー稼働率は異なることから、補償する範囲もそれぞれ確認する必要があります。

補償する範囲が広ければそれだけコストが高くなることを意味しますから、仮に途中から利用しなくなったサービスでもコストが発生することだけは覚えておきましょう。

SaaSサービスの稼働状況を管理して、途中で利用しなくなったサービスはすぐに解約することをおすすめします。

SaaS管理ツールの比較も重要

SaaS管理ツールの比較も重要

SaaSの利用状況やコストを可視化できるSaaS管理ツールは重要になっています。

増え続けるSaaSに対応するためには従来のような管理体制では負荷がかかるだけでSaaSを導入したメリットも限られたものでした。

そこでSaaS管理ツールを導入することで運用コスト削減・セキュリティの維持・社員の利便性が向上します。

自社でSaaS管理ツールを選ぶポイントは既に導入しているサービスに対応しているかです。

注意する点はどの程度の効率化が実現できるか・管理画面の分かりやすさ・セキュリティ対策などです。 SaaS管理ツールを比較してみて導入後に課題はないか検証しましょう。

SaaS管理ツールを比較する方法

SaaS管理ツールを比較する方法

SaaS管理ツールはサービスとアカウントが一元管理できるのがメリットで、利用していないツールを解約したり使用頻度が高いツールを補強したりすることで最適化が図れます。

SaaS管理ツールには下記のツールがあります。

  • ジョーシス
  • Bundle
  • デクセコ
  • メタップスクラウド
  • ITBord
  • マネーフォワード
  • IT管理クラウド
  • YESOD
  • zuora

これらの管理ツールを比較しながら導入を検討されてはいかがでしょうか。

ジョーシスは社員一人ひとりのSaaSの利用状況が把握でき、API連携が可能です。また、デバイス導入時点からサポートができます。

BundleはSaaS管理に特化したツールで、アカウントの自動生成機能付きで未知のユーザーを自動検知して通知するセキュリティサービスが強みです。

デクセコは利用状況やコストが見える化できるのがメリットで、アンケートを定期的に自動で送ることで棚卸しや見直しが効果的にできます。

メタップスクラウドはID・パスワードがシングルオンのため業務の効率化につながります。

ITBordはSaaSデータを可視化することに優れた管理ツールで、契約更新前に通知がくるためその都度利用中のサービスが必要かどうか見直しできるのがメリットです。

マネーフォワードIT管理クラウドは100以上のSaaSツールと連携ができるのが最大の強みで多くの企業に利用されています。 セキュリティリスクがあればすぐに通知してくれるため情報漏洩を未然に防げます。

YESODは人事面での悩みに特化した管理ツールで、退職した社員を含め社内移動や組織図が記録され続けるため即座に確認ができるツールといえるでしょう。

zuoraはSaaS業界でも先駆的な取り組みで実績を上げている会社でzoomやMicrosoftなどのSaaSツールを提供している会社の支援を行っています。 そして、さまざまなツールの改善に貢献する制作者向けのプラットホームを展開しています。

SaaS導入で悩んでいるなら

SaaS導入で悩んでいるなら

SaaS導入の目的は運用保守の負担軽減・多様な働き方推進・業務の効率・内部統制の強化などです。

しかし、初めてSaaS導入で専門の知識がないためどのサービスを利用すれば効率化が実現できるのか悩んでいる企業も少なくありません。

導入して失敗した企業もあるため、なかなか一歩が踏み出せない方はSaaS導入のコンサルティング会社である弊社にご相談ください。

ユーザー企業が抱える課題をヒアリングしながら洗い出し、解決に向けての提案をさせていただきます。

ユーザー企業と認識を共有することで導入後のミスマッチが防げます。 また、サービスを導入したら終わりではなく充実したサポート体制を敷いて強力にバックアップしていくため安心です。

SaaSサービスで企業の課題を解決しよう

SaaSサービスで企業の課題を解決しよう

SaaSサービスを比較するポイントと選ぶ際の注意点について解説してきました。

企業にとって業務の効率化は大変重要な課題ですが、SaaSを導入して具体的にどのようにすれば良いのか悩んでいる企業がたくさんあります。

SaaSの導入によって、現行の業務がどのように効率化され負担が軽減されるのかシミュレーションをして納得した上で導入することが大切です。

導入後に失敗しないためにも弊社がユーザー企業の課題を精査分析し、最適な解決方法を提案します。

無駄なサービス導入を防ぎ、最適なSaaS利用の実現に向けて弊社と一緒に踏み出しましょう。

SaaSは連携開発をすることで効果を発揮する

SaaSは連携開発をすることで効果を発揮する

業務効率化を目的として、業務・部署別に複数のSaaSを導入する企業が増えています。

しかし、それぞれのSaaS単体では、その効果を最大限に発揮することはできません。 SaaSは連携開発することで、よりその効果を発揮するのです。

SaaSに関する多くの悩み

SaaSは手軽に導入でき、業務効率化や働き方改革などへの効果が期待できます。

しかし一方で、SaaS導入によって業務間の連携・部署間の連携・データの統合・マスタのチェック等が滞り、かえって業務量が増えてしまうという課題も発生しています。

  • SaaSを導入したいけれど、「どの課題」に「どのツール」が最適かわからない
  • SaaSを導入したものの、複数利用の影響で連携や効果的な運用ができていない
  • SaaSを導入したものの、かえって業務量が増えてしまっている

このような悩みをお持ちの方は弊社にお任せください。

SaaS導入にお困りの方へ

SaaS導入にお困りの方へ

SaaSの効果を最大化するためには、既存の業務プロセスの見直しや、最適な業務のあり方の再構築が必要です。

しかし、「課題をどのように見直すべきか」「何が解決すべき課題か」を明確にすること自体、困難に感じる企業も少なくありません。

そのような企業課題を解決するために、弊社はSaaSのメリットを最大限活用した導入支援を行っています。

SaaS連携開発やAPI開発支援でお困りの方へ

多くの企業で、1社あたり10程度のSaaSを利用しているといわれています。
それだけSaaSは多くの企業に必要とされていることがわかります。 しかし、複数のSaaSを利用することで情報の分断や多重入力といった問題が起こるリスクがあります。
業務の効率化を求めて導入したはずなのに、複数のSaaS利用によって新規導入や効果的な運用の足かせとなることがあるのです。

ストラテジットは"SaaSのチカラを全ての企業に"をMissionに掲げ、創業以来 国内外50以上のSaaSとの連携開発を行ってきました。

SaaSベンダーの利便性はもちろんのこと、そのSaaSを利用するエンドユーザーこそが使いやすい製品を提供することで、SaaSベンダー・ユーザーともにコア業務に集中できる環境のお手伝いをしたいと考えています。

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この記事を書いた人

株式会社ストラテジット